主演・岩男役 安田顕

試写を観た後、立ち上がれなくなりました。マイク・タイソンに思いっきり殴られた感じで、何なんだこの衝撃は、って。大いに期待してもらっていいし、たくさんの人に観てほしいけど、覚悟して観たほうがいいということはお伝えしておきます。とりあえずすぐ2回目は観たくないと思ってしまうほど、人間の見たくないところ、痛いところをえぐって、えぐりまくる映画になってます。

監督 吉田恵輔

これでもかって勢いで全てを放出した作品。熱量、美しさ、苛立ち、愛おしさ、感情が喧嘩しながら最後に融合する。最愛の原作を最高の形で映画に出来たと自画自賛!頼むから観てほしい。

原作 新井英樹

愛なんて誰か見たことあるの?
なぜ人は気軽に鵜呑みに信仰するのか
手探りで否定し尽くして残ったもの・ことを
呼びたきゃ(仮)に愛とつぶやこうと思って
描いた原作がボクの『アイリーン』でした
実写版、大傑作です!!
𠮷田恵輔監督が安田顕さん木野花さん
天才女優ナッツ・シトイさんが
ゴツゴツとした繊細な愛を叫んでくれました!!
泣ける!満足!は保証します
でも、きっと、それ以上のなにかを渡されます!!
胸にしまって持ち帰ってください!!

ツル役 木野花

原作を読んだ時、身体が壊れるなと思いました。これは厳しい現場になるなと覚悟もしました。
しかし現実は予想を超えて厳しく、猛暑の中のアクション、豪雪の雪山、過激な天候に翻弄されながら、撮影は、原作の見えない力に引っ張られるように、熱に浮かされるように猛進して行きました。その熱は確かにスクリーンから放出し、自分が出ているのに、こんなに心が動かされていいのだろうかと動揺しました。思わず、たくさんの人に観て欲しいと願ってしまいました。

アイリーン役 ナッツ・シトイ

海外での仕事は私にとって初めての経験で、とてもチャレンジングな事でした。夏と冬という正反対の季節での撮影も初めての経験でした。雪の中での撮影も、海外の俳優陣やスタッフとの撮影もそうです。
この映画に参加出来たことを大変嬉しく思います。皆さんとても親切で、気のおけない方たちでした。簡単なことではありませんでしたが、貴重な経験をさせて頂きました。私たちは皆、この映画を完成させるために努力しました。皆さんに楽しんで頂けると嬉しいです。